唐突ですが、例大祭の時に飾ったアクリルスタンドについて解説しようと思います。
トップ絵を変えたというのに、それには一切触れないで行こうかと。
さて、例大祭の時、私は友人と協力してアクリルスタンド制作をしました。
アクリルスタンドが何か分からない方は、以下のURLを参照してみてください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2922304
これを作ろうと思った動機は「おもしろそうだから」。
自分で描いたキャラを光らせてみたい! とはどの絵師さんでも思うことではないでしょうか?
今回はみょん本だったので、作る元絵はこちら。
人気投票の時に描いたものを使ってみました。
まずはこれをモノクロにして印刷し、カッティングシートにスプレーのりで貼り付けます。
貼りつけたなら、マスキングに必要になる部分だけを残して削っていき、不必要になった紙をはがします。
削る作業はカッターでも出来るらしいのですが、自分にはそんな技術が無かった(一度やって失敗した)ので、お店に行ってデザインナイフを買ってきました。
その状態がこちら。
印刷した紙の黒い部分だけを残して白い部分は捨てちゃいます。
この状態から黒い部分ごとカッティングシートを切り離します。
カッティングシートは台紙とマット(黄色い部分)にわかれていて、今回必要なのはマスキングするための部分ですから、それに必要ない部分はとっちゃうわけですね。
上画像の黒い部分を完全にはがし、その部分だけ白くなった(台紙が見える)なら、転写の作業に入ります。
粘着力の低いリタックシートを使い、上から張り付けて固定したらカッティングシートの台紙をはがします。
ちなみにこのときの状態が、色々な部分に張り付けてデザインする状態です。
この状態にしたら、早速アクリルスタンドに貼り付けます。
するとこんな感じになります。
写真撮るのが下手なため少々見づらいですが、アクリルに対してみょんの部分だけが直接触れる状態になっている感じです。説明下手で済みませんorz
マスキングができたら、この上から曇りガラススプレーを吹きつけます。
一回だと塗装がはがれやすいので、自分は5~6回吹きつけました。
しばらくしてからぺりぺりっとカッティングシートをはがします。すると……
こんな感じになりました。絵のほうはこれでほとんど完成です。
やや汚いので、研磨剤をかけておくとより綺麗になります。
お次に台座。
ですが、正直面倒だったので台座は市販のものを改造することにします。
まず市販の台座を買ってきて、均等に間隔を測って穴をあけます。
飾るモノの大きさにもよりますが、今回は7個ほど穴をあけました。
ここからは友人に手伝ってもらいました。おもに計算で。
例大祭前日に秋葉原に行って買ってきたLEDと、電池ケースを抵抗や銅線をハンダ付けしてつないで配線するのですが……
この際面倒なことに抵抗を計算しなければなりません。
生憎と文系な私はこれがネックだったので(自分でやると失敗しそうなので)、電通に通う友人に救援を要請しました。
何とか彼の手伝いで台座が完成し、実験して光らせてみても問題ありませんでした。
完成した台座はこんな感じ。
手伝ってくれた彼の足が写ってますが、気にしないように。
さて、ここまでできたらあとは配置するだけです♪
と、ここで重大な見落としに気付きました。
先ほどの動画ではアクリルスタンドの後ろに何か黒いものがありました。
よくよく考えてみると、この上にアクリルを置いただけではLEDの光が拡散しちゃいますね。
少しでもずれると入射角と反射角の関係でLEDが綺麗に上に抜けません。
仕方がないので急いで近所の店に行き、塩ビの黒板を買ってきました。
サイズを合わせてプラスチックカッターで切り、配置をするとようやっと完成です♪
一応光らせているのですが、全く目立ちませんね……
そこで暗くしてみると……
いよっしゃぁああああ!!!
なんとか完成しましたよ~
例大祭当日に飾っていたこれは、こんな感じで作りました。
かかった時間は両方合わせて5時間くらい。
材料の買い出しを含めるともっと上に行きますね……
手伝ってくれたI氏、本当にありがとう!
次回のイベントもどうせみょんで出るでしょうし、これも持っていくと思います。
「いくらで売る?」とか聞かれましたが、売るつもりはありませんので悪しからずw
次もまた何か面白いものを作ってみたいですね♪
ながながとお付き合いいただき、本当にありがとうございました(^▽^)
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